「お部屋の内覧に行った時、どういう点に気をつけて見れば良いの?」
そんな疑問を持ったことは無いですか。
チェックすすべきポイントが分からずに、ただなんとなく内覧を済ませて契約をしたけど、入居後に失敗した!
そんな経験をした方もいると思います。
今回はそんな方の為に、内覧時の注意点を一つご紹介したいと思います。
目次
内覧時にはベランダの排ガス汚れをチェック!
え?なに、それ?
と思われた方がいるかもしれませんが、実はベランダの排ガス汚れをチェックすることはすごく重要なことなんです。
ベランダが排ガスで汚れているということは、ベランダに洗濯物を干した時にそのスス汚れが直接、洗濯物に付着してしまうということです。
また、ベランダが排ガスで汚れているということは、夏場に風を通す為に窓を開けたり、冬場でもベランダと部屋の間に付いている吸気口を通して、排ガス汚れが室内にまで侵入をしてきます。
当然、排気ガスの汚れは体に良い影響を及ぼしません。
喘息持ちの方や、アレルギーをお持ちの方、また花粉症をお持ちの方など、お部屋の空気の状態が気になる方も多いと思います。
神戸市内であれば車の交通量や人口も決して少ない都市では無いので、どんな場所に住んでも少なからず空気中の排ガス汚れは当然あります。
しかし、その汚れ度合いがあまりにも酷い立地のマンションなどの場合は物件選びで検討する際には、その事も加味して検討をしなければ行けません。
どうやって排ガスの汚れ具合をチェックすれば良いの?
空気の汚れをチェックするといえば「空気清浄機」を室内に置けば機械が測定してくれますが、内覧時にそんなことをすることはできません。
実際にどうやって内覧へ行った際に排ガスの汚れが酷いマンションなのか、そうで無いのかを判断するかをご説明します。
あくまでも目測にはなるのですが、それが、ベランダのすす汚れをチェックすることで大まかに判断ができます。
大きな幹線道路沿いに立地するマンションのベランダに行くと排気ガスのスス汚れで真っ黒!ということが多いです。
神戸の場合だと、阪神高速と国道43合線が上下に重なって通っている区間(神戸駅〜三ノ宮の南側エリア)があるのですが、その通り沿いのマンションは排ガス汚れはすごいです。
ベランダを歩けば、歩いた足跡がベンランダにつきます。そしてそのまま部屋に戻ると部屋の中に黒い足跡がつきます。足の裏にびっしりと汚れが付いてしまうほど汚れている状態です。
また吸気口といってベランダから外の空気を室内に取り込む場所があるのですが、その部分もスス汚れで真っ黒になり、周辺の壁紙も黒く汚れています。
内覧時に車の騒音は注意をして確認したけど、ベランダのスス汚れまで気にしていなかった!というケースも多いです。
先ほどご説明したようなケースの物件だと洗濯物はベランダに干せません。基本的に室内に干すことになります。
もともと洗濯物は外に干さない、という方であれば問題無いのですが、外に絶対に干したい!と考えている方には特に注意をしていただきポイントです。
リフォーム後だとベランダの汚れも掃除されているからチェックできないんじゃ無いの?
排気ガスの汚れが酷い物件で、クリーニング前だと真っ黒の状態なので一目見ればわかります。しかし分かりにくいのが、リフォーム後の場合だとベランダの排ガス汚れも水で流してブラシで掃除をしているので綺麗になっています。
そうなっていると一目見るだけでは、その物件がどれほど普段は汚れる物件なのか判断が難しいのですが、その時のチェック法があります。
まずは隣の部屋のベランダをチェックしてみてください。
まずまずそれで、普段の状況が確認できます。しかし稀にではあるのですが、すごく綺麗に掃除をされている住人の方もいるので完璧な方法ではありません。
(あまり排ガス汚れが酷い物件で綺麗に維持しているケースを見た事は無いのですが、、、掃除してもすぐに汚れるから皆さんしない方が多いです)
隣人のベランダをチェックする方法以外だと、担当の不動産会社の人にリフォームをしてどれくらいの日数が立っている部屋なのかを確認する方法です。
例えばリフォーム完了後1週間経過している場合、ベランダも比較的まだ綺麗なのですが、1週間でどれくらいの汚れがベランダに付着をしているのかを確認するのです。
そこから自分の中でイメージを膨らませて1週間でこのくらいだという事は1ヶ月2ヶ月だとこれくらいにはなりそうだなと、大まかに判断はできます。
担当の営業マンが不動産歴が10年以上で今までに見てきた物件数が数1,000件以上あるような人なら経験上の感覚値として、その物件で洗濯物は干せるレベルかどうかや、どれくらい汚れてくるかなども分かっているので、自分ではイメージできないなという場合は信用できる部屋探しの担当者であればその人に聞いて見るのも間違い無いです。
神戸市内で排ガス汚れの注意が必要な場所
神戸市内の中でも兵庫区、中央区、灘区、東灘区のエリアだと排ガス汚れの注意が必要な場所は主に、主要な幹線道路沿いです。
山手幹線、国道2合線、国道43合線、阪神高速
特に上記の4つの道路沿いの物件の場合だと注意が必要です。
風向きや周辺環境によっても変わるのですが、特に注意が必要な物件です。この大きな幹線道路沿いでも排気ガス汚れが全く気にならないような物件もたくさんあります。
そこまで神経質になる必要も無いのですが、物件によってはすごく汚れいてる、洗濯物を干せない物件もあります。
なので内覧時にチェックをしておく必要があるのです。
幹線道路沿いの物件は全てが汚れている訳ではなく、物件によって違いがあるからです。
まとめ
ベランダには一歩も出ません。洗濯物も室内に干すのでベンランダは必要ないです。そういった方も多くいらっしゃいます。
しかし、ベランダには出たい!洗濯物は絶対に外に干したい!そう考えている方にとってはベランダの排ガス汚れは非常に重要なチェックポイントです。
内覧時には最寄り駅までの時間や、室内の綺麗さ広さ、セキュリティ問題、家賃などなど、気になるポイントがたくさん出てきます。
その中で意外と見落とされがちなのがこの「ベランダの排ガス汚れ」です。
僕自身もお客様を案内時にベランダを全く見ない方もいます。そんな時にベンラダは見なくても大丈夫なんですか?とお声がけすると、あ、、、忘れてました。という方もいます。
ベランダの環境がどちらでもいいのではなく、確認することがたくさんあって見ることを忘れている方もいるのです。
もしもその方が入居後に初めてベランダがすごく汚れいていることを知ったらきっと悲しい気持ちになると思います。
そんな事にならないためにも、内覧時にはしっかりとベランダの状況も確認して見てください。
パッと見るだけでも大丈夫ですので、汚れているかどうかをチェックするぞ!という意識を持って見ることが大切です。
入居後にもっとしっかりと見ておけばよかったーーー。。。と後悔することが無いよう、この記事が素敵なお部屋を見つけるための参考になれば幸いです。
最後まで読んで頂きありがとうございました。