賃貸マンションを契約する時には「最初にいくらぐらい初期費用が必要なんだろう?」「必ずかかるお金はなに?」と疑問に思う方も多いのでは無いでしょうか。
ネットで検索して気に入る物件が見つかった。しかし、いざ不動産屋さんに言ってみたら、ネットには記載されていなかった費用がかかってしまい、思っていたよりも高くなってしまった。
そんな経験をした事がある方もいるのではないでしょうか。
なので今回は不動産を契約する時に「必ずかかるお金」「実は不動産屋さんに言えば無くしてもらえるお金」など、最初にかかる費用についてご説明します。
目次
1.契約時に必ずかかるお金
敷金
契約の際、貸主に預ける金銭。解約(退去)時には返還されるが、原状回復(入居時の状態に戻す)のための費用や、借主の故意・過失による住居の破損、汚損などがあれば、修繕費用が差し引かれて、その差額が戻ってきます。最近では敷金0円の物件も増えています。
礼金
貸主に対して支払う金銭。物件に住むための「お礼」の意味を込めて支払います。
敷金とは違い退去時に返還されない。最近では礼金なしの物件も増えています。
前家賃
入居する月の家賃を契約時に前払いで支払います。
例えば3月に契約をして、4月から住む場合、4月分の家賃をあらかじめ先に支払います。
また、月の途中から入居をする場合は、その月の家賃が日割りで発生します。
3月に契約をして、4月15日から住む場合、4月15日からの日割り家賃と5月分まで先に支払う事になります。
火災保険料
一人暮らしの場合、15,000円〜20,000円程度が目安となります。火災や水漏れトラブルなどに備えて、保険に加入する事が必須となります。基本的に貸主指定の保険が多いが、稀に個人で選んだ保険に加入する事が出来る物件もあります。その場合は加入証明を提出して頂く必要があります。
賃貸保証料
月額総賃料(家賃+共益費)の30%〜100%が初回保証料としての目安。
保証会社も数社あり、その会社により初回保証料率や年間更新保証料が違う。
年間更新保証料は1年毎に1万円という会社が多い。年間更新保証料は取らないが、代わりに「月額保証料」として毎月600円が必要という保証会社もある。
昔は連帯保証人がいない方は保証会社に入って頂くと言う時代もあったが、最近に関しては連帯保証人がいる方に関しても基本的に賃貸保証会社への加入は必須と思って頂く方が良い。
物件によっては賃貸保証会社に加入をすれば連帯保証人は無しでもいい。と言う物件も中にはあるが神戸の場合に限って言えばその数はまだまだ少ない。
仲介手数料
家賃0.5ヶ月〜1ヶ月分+消費税が一般的な目安。物件の紹介や案内、契約手続きを行った不動産会社に支払うお金。法律で上限は「家賃の1ヶ月分」と決められています。
2.その他費用
「1.契約時にかかるお金」でご説明をした項目に関してはどの物件を契約しても必要なお金となります。
しかし、今からご紹介する費用に関しては物件ごとに違っています。
この物件はこの項目が必須だけど、この物件は必要ない。といったように物件ごとに異なる項目です。
お部屋探しをする際は下記の項目のお金が必要な物件なのかどうかも確認が必要です。
また物件検索のネット上には記載がされていない費用もこの項目となります。
鍵交換費用
1.5万〜2.7万円前後が目安。契約時または、退去時に必要となる場合がある。
鍵交換費用とは前に住んでいた人が使用していた鍵から、新しい入居者用に鍵とシリンダーを取り替える為に発生する費用です。前の入居者が合鍵を作っている可能性もあるので、不法侵入や盗難などのリスクを避けることが目的です。
鍵交換代は不要と言う物件の場合は鍵交換を行っていないかと言うと決してそう言うわけではありません。貸主が鍵交換を行い、借主には費用の請求をしない。と言う物件もあります。しかし注意をしなけば行けないのは個人家主さんが管理を行っている物件や、少しズボラな管理会社の物件の場合だと、鍵交換代無し=鍵交換を一切しない。というケースもあります。なので特に女性の方の場合は、しかっりと鍵交換をしてくれているのかどうかを不動産会社の担当者に確認をして頂くことをおすすめします。
24時間安心サポート
契約時に16,200円(税込)前後が目安となります。24時間365日、水のトラブルや鍵の紛失に対して無料で出張修理やサポートをしてくれる。というサービスです。
僕自身の正直な意見を言わせて頂くと、はっきりと言って必要はありません。
サービス内容自体を聞くと良いような気もするのですが、実情は、夜中に鍵を無くしても朝10時に管理会社が空くからそれからしか対応できない。シリンダーごと、扉自体を破壊しますけど良いですか?その修理費用はお客様負担だけど、部屋には今すぐはいれますけど?水漏れしてるから直しに来て欲しい。と電話しても、まずは管理会社に連絡してください。それでもどうしても対応できないときは、仕方がないので現地行きます。。。と言った具合でかなりサービス対応の質は悪いです。
なので水漏れしたなら自分で管理会社に電話する、街の水道屋さんに電話する。
夜中に鍵を無くしたなら翌日、管理会社に電話するまではどうする事も出来ないのだから、近くのビジネスホテルに泊まる。そう言った感じで対応をしてもらう事が一番良いです。
物件によっては「貸主指定」で必ず加入することが契約の条件になっている場合もあります。その時は諦めて加入をするしかありません。
しかし!貸主指定ではなく、不動産の仲介会社が「少しでも客単価をあげる為」に貸主は不必要だと言っているのに貸主にも黙って借主にこの費用を強制加入の様に説明をするケースもあります。16,200円(税込)が24時間サポートへの加入料として借主から徴収した場合、24時間サポートの会社から不動産会社に対して、およそ8,000円前後がバックという形で入ります。なので不動産会社として月間10組みのお客様を24時間サポートに加入をさせた場合、80,000円前後の利益となります。もしもこれが大手不動産会社で月間100組みを契約した場合、800,000円の利益。。。
こんな美味しい収入源を取らない手は無いですよね。
なので貸主にも黙って半強制的に借主へ加入を迫るケースが多々あります。
ちなみに「#けんいち不動産」では24時間サポートを紹介することは一切ありません。
※お客様がどうしても加入をしたい。という場合は仕方ないのですが。。。基本的に僕は好きでは無いので加入はおすすめしません。
※最近は貸主(管理会社)が収益源の一つと考えて、契約をする時は必須!と言う物件もありますのでその際は貸主の条件を承諾しなければ行けません。
消臭・消毒・防虫費用
これも先ほどの24時間サポートと同じ類の費用です。貸主(管理会社)が必須だと言う物件と、貸主は不要だと言っているけど、借主の担当をしている不動産会社が少しでも客単価を上げたいので、貸主には隠れてお客様に半強制的に請求をするケースの2パターンあります。
2万円前後が目安となります。入居前に水回りや、室内の消臭、消毒、防虫作業をする。と言ったサービスです。
必要かどうかと聞かれればボク個人の意見としては全く必要ないと言い切ります。実際に不動産会社で働くスタッフがこの費用を自分の家に対して支払って、加入をしているなんてケースは今まで一度も聞いた事も見た事もありません。(本当に貸主指定の場合は加入しなければなりませんが)
実際にボクも昔不動産会社に会社員として勤めていた時にその作業をする会社の人と一緒に現地にいき、一体どんな事をしているのか。と言うのは見たことがあるのですが、正直、、、驚愕です(笑)
部屋の中と水回りに適当に数回ファブリーズ見たいな少し良い匂いのするスプレーをシュシュとして、玄関に「消毒・消臭・防虫スペシャルクリーンアップ完了」と書かれたA4サイズの紙を置いたら終了。1Kマンションなら1分もあれば終わる内容です。そして作業をする方の車に乗せてもらって現地に行ったので、帰りの車の中でその方に聞いて見ました。
「さっきの作業内容ってなんか意味あります?笑」と、そしたらざっくばらんな人だったので、こう言ってくれました「あんなもん、なんの意味もねえよ!!笑 気持ちの問題だな!笑」と。。。
借主から2万円前後を請求して、担当をしている不動産会社にバックで1万円以上が入る商品です。なので不動産会社としては積極的に取得をしてきたい付帯費用となります。
そしてこれも24時間サポートと同じですが、ボクは大嫌いなサービスです。
お客様個人で虫が嫌ならバルサンを炊けば良い。汚れが気になるなら、ダスキンを呼ぶ、自分で頑張って掃除をする。ゴキブリが気になるならキッチンの下にゴキブリホイホイを置く。そう言った自分でできる対応で十分です!
なので「#けんいち不動産」では一切紹介はしませんのでご安心ください。
しかし、これもやはり24時間サポートと同じで、貸主(管理会社)の指定で契約をするなら必須だと言う物件も中にはあるのです。
その場合「#けんいち不動産」としては貸主(管理会社)に対して無くしてもらえないか交渉はします。ければ物件によっては交渉をしても無くす事ができない物件もありますのでその際はご了承ください。
3.まとめ
今回ご説明をさせて頂いた費用が契約時に必要なお金の項目となります。
稀にここには記載をしていないような特殊なお金が発生する物件もあります。ですが、基本的には今回ご説明をしたお金の項目が大前提となるので、お部屋探しの際にはこう言ったお金が必要なのだなと参考にして頂ければ幸いです。
また、少しでも初期費用を抑えたお部屋探しをしたい、無駄な費用を請求されたくない、信用できる不動産会社にお部屋探しを任せたい。そんな方はぜひ「#けんいち不動産」にお任せくださ。
ボクが精一杯、頑張ってお探しをさせて頂きますので!
最後まで読んで頂きありがとうございました。